鑑賞 あべのハルカス美術館「円空 ―旅して、彫って、祈って―」展
先週18日(日)は、大阪はあべのハルカス内にあるハルカス美術館に行って来ました。
2月2日から特別展「円空 ―旅して、彫って、祈って―」が開催されています。
人気作品『呪術廻戦』に両面宿儺に登場している事が影響しているかと思いますが、両面宿儺像を彫った円空にもまた注目されているようです。
今回の展示会の構成は以下の通り。
- 第1章 旅の始まり
- 第2章 修行の旅
- 第3章 神の声を聴きながら
- 第4章 祈りの森 第5章 旅の終わり
円空仏は興味があったので書籍掲載の写真で見ていていました。
そのためか、20~30cm位の神仏像かなと勝手に思い込んでいたので2mサイズの像がいきなり出迎えてくれて一寸とびっくり。
円空と言えば鑿跡が残る仏像を思浮かべるかと思いますが、初期は彫り跡がなめらかな仏像もありました。
展示では時代による造像の変化、作風の違いを実際に観ることも出来る非常に構成でした。
素材となる木材の活かし方、鑿跡、素朴なのに表情豊かな仏様たちでした。
また一部の仏像で背後も見ることが出来るのでそこも注目のポイントです。
さて、実は私は「呪術廻戦」以前よりも円空に興味を持っていました。
円空を知ったのは、遥か昔に読んだオカルト系サブカル雑誌の記事で取り上げられていた円空と両面宿儺像。
他にも男神として天照大神を造像していたりと不思議に思う造像があります。
現代では失伝した伝承を当時の円空は知る機会があり、それを元に造像したのではないかと思うと興味が尽きません。
もしかしたら、無くなってしまった仏像神像の中に、忘れられた伝承の存在があったかもしれません。、
そこに私が円空に惹かれる一番の理由です。
ともかく、時代を超えて人々の心を惹きつけ円空物の魅力をこの機会に体感してください。
あべのハルカス美術館「円空 ―旅して、彫って、祈って―」展
https://www.aham.jp/exhibition/future/enku/
開催期間:2024年2月2日(金)~ 4月7日(日)
一部写真撮影の可能な像、コーナーがありました。
そこには、こちらの御方がいらっしゃいますよ!
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