【観劇】オリゴ党第45回公演『シンドバッドの渚』に行ってきた。
さる9月25日(日)、芸術創造館に行ってまいりました。
今年度のオリゴ党さんの観劇です。
今回は編集プロでの人間模様とアラビアンナイトの物語が、現実と虚構を交差する最終的にはSFなお話でした。
人間ドラマが少し薄いかなとも感じました、観終わってからじわじわくるみたいな不思議な劇でした。。
しかも、どんな展開になっていくのか分らなかったうえ、あのような結末を迎えるとは、私の予想を良い意味で超えてきました。
本当に良い意味で裏切られた感が強いです。
劇中に伏線となるキーワード放り込まれていたのに全く最後まで気が付かなかったのは不覚でした。
細かい設定でがちがちに固めるより、一つのウソがあるだけでしたが、やっぱりSFはああでなくっちゃっと強く思いました。
今回はストーリーが最高で自分的には物凄く好みでした。
姉妹は最後に物語を語るべき相手を見つけたが、ほかの登場人物は、語るべき場所、語るべき相手を見つけられたのか、そう言う事を観劇後ずっと考えてしまいます。
ストレートでクリーンヒットではなく、ボディブロウでじわじわくる感じの良い作品でした。
後日追記
オリゴ党さんの公演、恒例の上演台本を購入、読んでいたら、つらつら思いついたことがありました。
シェへがシステムに入力された人造人格であると共に物語の登場人物もやがて人造人格をもつようになったとありました。
そのため元シェへの記憶の中の人物と体験したことが、アラビアンナイトではない物語のとして語られていました。
ですが、ふと思ったのは、あの物語の登場人物は、実は元シェへがなりたかった人物、存在、生き方の一つ一つだったのかもしれないと言うことです。
オリゴ父さんお作品って観劇中以上に観劇後いろいろ考えさせられる作品が多いですが、今回は色々、様々、思う事、考えさせられることが多くて、今も非常に楽しいです。
おまけ
ブキミの谷で背負われていた子供が・・・になるとは、時間の流れを感じてしまう。
とほほ。
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