「見世物大博覧会」に行って来た。
27日(日)、外は雨。
そんな中、出かけてきました万博公園。
目的は国立民族学博物館で開催中の特別展「見世物大博覧会」。
「見世物大博覧会」
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20160908misemono/index
ネットで開催を知って、興味を覚えたので行って来ました。
展示構成は以下の通り。
Ⅰ 見世物の世界へ
Ⅱ 見世物とカラダ
Ⅱ-1 軽業
Ⅱ-2 見世物小屋へようこそ
Ⅱ-3 演戯
Ⅲ 見世物とトコロ
Ⅳ 見世物とモノ
Ⅳ-1 細工
Ⅳ-2 人形
Ⅳ-3 動物
Ⅳ-4 異国
Ⅴ 見世物の成長
展示物は、実際曲芸に使われた小物や見世物に使われた仕掛けもありましたが、 当時のチラシやポスター、演戯の様子描いた刷り物が中心。
それでも変遷やどんな見世物だったかがよく判る構成展示でじっくりと見る価値有り。
そんな中で一番じっくり見たのは館内で三箇所上映されていた映像。
角部衛獅子の曲芸・太神楽、各地に残る民族芸能としての獅子舞・曲芸、人間ポンプ安田里美の映像です。
なかなか実際目にすることが出来ないモノの映像だけにへえーっと思いながらじっくりと拝見。
実際に「見世物」と呼ばれるものを観たことが無いだけに興味深く面白い!
これは良いですよ。
そしてこの日はみんぱくウイーエンド・サロン開催日。
映像も展示物もじっくりと見すぎておかげで丁度ほどよく開始時間に。
もちろん参加してきましたよ。
この日の講師は、民博准教授山中由里子さん。
テーマは、博物学と珍獣幻獣大集合。
珍獣幻獣だよ!幻獣幻獣!!
ということで50名ほどの参加者の一人として話を聞いてまいりました。
特別展会場内の珍獣幻獣関連展示物を少し駆け足ですが、ピックアップして解説。
見世物小屋のたこ娘の仕掛け、「とんだれいほう」解説やそれにまつわる話・・・。
そんな話の中で戦後の「松倉御家騒動 牛人間 東家鶴若一行」のポスターに写っている件(くだん)が、以前梅田で開催された「妖怪幻獣百物語」の件(くだんちゃん)だったことがびっくり!
でも一番面白かったのが、大ニセモノ展で作製された人魚の剥製を前で話された事。
江戸時代、見世物興行に使われていた人魚のミイラに興味をしめしたオランダ人が31体の人魚ミイラを30両で購入。
一部をアメリカ人に数百、数千倍の値段(!!)で転売。
そのアメリカ人から別のアメリカ人の手に渡り、広告や新聞で煽りまくったすえに見世物興行で大成功w。
人魚のミイラにまつわる波乱万丈(笑)の裏話がものすごく面白かった!
こんな話を聴けて大満足。
ウイークエンド・サロンに参加して良かったです。
残り開催日も28日29日の二日間のみ。
時間がある方はちょいと覗きに行って見て下さい。
追伸
なんか2019年あたりに民博で怪異的ものをテーマにした企画展を開催予定だとか。
これも行かなきゃ!
オマケ
件(くだん)
くだんちゃんと定期検査
http://dream-messe.txt-nifty.com/books/2014/11/post-74f6.html
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