『傭兵マニュアル』
昔サバゲーもやっていたせいもありますが、ミリタリー本も結構好きです。
今回紹介するのが、毛利元貞『傭兵マニュアル』並木書房。
陸上自衛隊から外人部隊へ、そして私立傭兵学校教官・傭兵として活躍していた言われる毛利氏の著書。
蔵書は旧版ですが、のちに完全版、新・完全版と刊行されておりますのである意味密かなベストセラーかも?
さて内容、目次と共に紹介すると以下の通り。
1 コンバット-装備の説明、フォーメーション、作戦行動。
2 ウエポン-小火器、手榴弾など兵器の説明。
3 ランドナヴィゲーション-軍用地図の見方、レンザティック・コンパスの使用方法。
4 メディック-主として外傷の・応急手当。
5 ファイティング-徒手・銃剣・ナイフをつかった格闘技。
6 ラペリング課程-ロープ降下術の解説。
7 デモリッション-爆薬の説明と目的の応じた使用法。
8 ウォーターボーン-ゴムボートをつかった侵入方法。
9 ボディガード-VIP護衛の初歩テクニック。
こう見ると多岐にわたって濃い内容で傭兵に必要な技術が解説されているように見えますが、実際は触り程度でそれほど深くは解説されていません。
ただコンバットに関してはサバイバルゲームで、ランドナビゲーション、メディックはアウトドアで使えそうではありますが、あくまで初級という感じでです。
各ジャンルの専門書読んだほうがより深く知識が得られそうです。
個人的には、地図を見るのもすきだし、地図片手に見知らぬ街を歩くのも好きなんで、レンザティック・コンパスの使用方法のあたりが一番興味深く面白かったです。
まあ、読むとなんか傭兵になったような気がするのが本の持つ力なんでしょうかね?
あくまで入門書として読む程度が、この『傭兵マニュアル』の一番ふさわしい読み方の気がします。
私としては久々に読了後ちょいともやもやとした本でありますw。
ちなみに前に現役の中尉さんとお話したとき、毛利氏の話をちょっとしたのだが、陸自に1年しかいてなくてどこまで実力があるのか疑問だと仰っていました。
逆に陸自出身の俳優今井さんについては、物凄く体力のあった方だと隊内でも有名だそうです。
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