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車は右側走行か?

その一

 車の中で忘れ物をしたと気が付いたのは夜だった。

 私はそのまま車を目的地に向けて走らせた。

 忘れ物をした地点はナビに登録していたが、仕様上サイドブレーキをかけなければ地点操作はできない。

 まあ、辿り着けるだろう。

 私は気楽にそのまま走り続けた。

 しばらくするとかぶっていたフルフェイスのヘルメットが邪魔になり、片手でそれを脱ぎ、助手席においた。

 信号が赤に変わり、私は先頭で停車した。

 左手を見ると角にあるビルの一階の店が閉店準備をしていた。

 周囲が闇に包まれた中、その店の店内だけが明るかった。

 女の子二人と男性一人。

 女の子が店の右端でシャッターの支柱を抱きかかえていた。

 信号が青に変わったので私はアクセルを踏んだ。

 少し離れた先には警察のワンボックスカーが走っており、緩やかに弧を描いているカーブをゆっくりと左に曲がっていった。

 私も遅れてそのカーブを曲がった。

 朝の橋のふもと。

 なぜか、そこから車は右側走行になっていた。

 つまり私は対向車線を逆送している形になっているのだ。

 三車線の道路。

 私の車を避けようと大型トラックはたちは左右に分かれていった。

 その間を私は気をつけながら走りぬけ、車を右側に寄せた。

 そのまま右車線に車を飛び込ませようとしたが、三角形にそびえるコンクリートの中央分離帯が邪魔をして移れない。

 だが少し広くなった地点で私は車をそのままUターンさせた。

 私は何食わぬ顔で通行している人々の後を車で付いていった。

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 疲れているからこんな夢見るんだね、きっと。

その二

 私は用を足したくてトイレに入った。

 そのトイレは部屋も扉も木で出来ていた。

 便器はなく、壁際に排水用に溝が設けられているだけだ。

 私は壁の一角に向かって放尿した。

 足元には白い布団が敷かれており、その上に立っていた。

 なぜか生きているようにモコモコしている。

 気が付くと壁から数メートル離れていた。

 だが依然布団の上に立っていた。

 布団はさらに鼓動のような動きを強めだした。

 やばい、本能的に私は思った。

 とっさに両手で剣印を結び、目をつぶり、一心に呪を唱え始めた。

 あのくたらさんみゃくさんぼだい あのくたらさんみゃくさんぼだい・・・

 暗闇の中からうっすらと光が現れて全体に広がっていった。

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 んでもって目が覚めた訳なんだ、実際w。

 疲れているときってこんなもんだよな。

 でも本当に疲れきっているときは夢をみても覚えていなから、多少は疲れも取れてきたってことかな?

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