『京都・大阪・神戸[名建築]ガイドマップ』
私、時折思い出したようにデジカメ片手に近代建築を撮影しにぶらぶら歩いています。
そのときのガイドブックの一冊がこれ。
石田潤一郎他『近代建築ガイドブック(関西編)』鹿島出版
お約束の所在地図や竣工年度、設計者、見所が書かれていて、建築ガイドブックとして良書です。
ですが、難点がひとつ。
それは初版発行年度が1984年。(私が所蔵しているのは7刷で1995年発行)
今から27年前の発行です。
発行から30年近くも経っていると都市風景の変化が激しいものです。
事実、先日京都烏丸周辺を歩いたとき、この本で紹介されている建物の半分以上がなくなったり、改修を受けたり、ファサードのみの状態という寂しい状況に遭遇しました。
本片手に目的の近代建築に赴いても、取り壊され、建て変わっていたら非常に悲しく、虚しいもんです。
そこで最新の状態がわかり、ガイドブックとして最適な本を探したところ、京都の三省堂で発見。
それがこの本です。
円満字洋介『京都・大阪・神戸[名建築]ガイドマップ』エクスナレッジ
発行年度は2011年10月と最新。
国宝・重文、登録文化財クラスだけでなく、個性的な建築、構造物も紹介。
それにエリア別に最適な巡回コースを記したマップもついています。
良書です!!
京都・大阪の建築紹介が大半で神戸方面の紹介ページはかなり少ないような気がします。
でも大阪では堺から南もきっちりと押さえているのは大したものです。
それにカラー写真をふんだんに使っているので、天気が悪くて出かけられない時、眺めているだけでも楽しい気分にさせてくれます。
どちらかというとビギナー向きのガイドブックかも知れませんが、マニアでも十分活用できるのではないかと思います。
近代建築に興味をはじめて興味をもたれた方、片手にカメラ、片手にこの本を持って街に飛び出していってください!
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