古本屋どりぃむめっせのぐだぐだ営業日誌

米満和彦『「0円販促」を成功させる5つの法則』同文舘出版　平成21年発行

　出来るだけ価格を抑えて販促活動をしたいと思うのが商売人の人情。

　私もその例にもれていないのでこの本を購入しましたｗ。同著者の別書籍購入のついで買いだったのですが。

　この本は、ほぼタイトル通り「0円販促」の法則を教えてくれます。

　タイトル通りというのは、一部初期費用がかかるもの(その後はほとんど掛からないですけど)も紹介されているからです。

　それともう一点言っておきたいことは、今の時代メールも数を確保するのは購入しないといけないことです。

　ですが総じて販促行動のための敷居が低い販促本というのは確かです。

　まあ、そんなことは置いておいてまずは目次紹介。ざっとこんな感じ。

1章　素人でもできるインターネット販促で商売繁盛
2章　集客が半永久的に継続するツールで商売繁盛
3章　店の「個性」を打ち出すだけで商売繁盛
4章　考えて!考えて!考えて! 商売繁盛
5章　「人」、「情熱」を付加した最強クチコミで商売繁盛
終章

　各章＝法則みたいなものです。

　その中で具体的な事例をあげて、ポイントを解説しています。

　例えば1章では、メール、HPを、第2章では看板など、第3章では店のコンセプトに基づいての行動など、第4章はサービス分割・付加価値の利用、第5章は人の心理を上手くついた方法などです。

　販促で悩んでいるのなら、まずはこの本の載っている事例を自店流にアレンジして試してみるのが良いかと思います。

　でもこの本を読んで大事なことは、多方面から情報を収集する事、自店を見つめ直す時間、考える時間が本当に必要だという事だと思います。

　他業種でも繁盛している店に赴いて、その秘密は、その手法はなにか情報を得ていく努力。

　「考える」ということは第4章のタイトルにも組み込まれている言葉ですが、自店の全体像を見る、世の中の動きを把握するという姿勢。

　これらはどの業種でも必要不可欠だと思います。

　目からウロコとまでは行きませんが、この本はある種のヒントを与えてくれます。

　そんなに小難しくないビジネス関連本なのでまずは軽く読んでもう一度考えてみては如何でしょうか？

　アイデア次第で0円販促はいくらでも可能だと実感させてくれる書籍です。