クロネコは詩人を運ぶ
今日も出稼ぎ。
美術品を運ぶクロネコさんのお手伝い。
今回の美術品は、詩人にして書家で有名な方の作品。
額縁に飾られた作品たちをギャラリーに運び、配置していくことの補助が私の作業。
まずは下敷きとして折り曲げたエアキャップを適当に壁際においていきます。
そして個別に箱とエアキャップ、布で梱包された作品を配置図に従って置いていきます。
次に箱から作品を取り出し、エアキャップの上において壁に立てかけていきます。
そこからえらいさんが来て、配置換え。
それがすんだら、掛け軸は吊り下げ、額入りはメジャーできっちり距離を測り、等間隔に配置いていきます。
それで今日の大体の作業は終わりです。
明日別の人間が最終的に飾り付けをしていきます。
まあ、良い機会なので休憩中に作品をじっくり見させていただきました。
年末の写真展でA山さんが、客の足を止めるための配置を言うこと仰っていたので、それを念頭に見ていきました。
壁面展示なので、前後に配置するということはできません。
でも横向き額縁の間に立て向きを入れてり、主たる詩の間に一文字の書を入れていたりしているのでそこが足を止めさせるポイントじゃないかな?と考えながら見ると非常に面白かったです。
まあ、責任者待ち等で休憩が多かったですが、のんびり楽しんで作業ができました。
ついでに備忘録として展示法・レイアウトについて気がついたことをちょこっと書いておきます。
・作品間の距離は等間隔でメジャーできっちり測る。(38~40cmぐらいがベストみたい?)
・仮置きでも、メジャーできっちり測った場合、何かの都合で一時的に作品を移動する場合や本展示に場所がわかりやすいように額縁左上角に合わせ、かべにマスキングテープを縦に貼り、目印とする。
・吊り下げる場合は、下づらをあわす。
・ただし掛け軸のような長いものは、作品の真ん中(掛け軸の真ん中ではない)に水平線をあわせ、そろえて展示。(水平・下づらをあわすときはレーザー墨出しを使ってました。また135・140・150cmが下からの距離の目安の一つみたい。)
・吊り下げのワイヤーが長い場合、工事用のステープラーで作品近くのワイヤーを壁留め。
また写真展やるときにでも役立てばいいなぁ・・・。
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コメント
当館では、レザー墨出し器がないので、コンベックスと水糸と、後は目分量です(^^ゞ
投稿: kinsan | 2011年4月 2日 (土) 08時46分
あったらあったで便利なんでしょうけど、でも最後はやっぱり機械より、長年の経験に基づいた目分量が物を言うと思いますよ。
投稿: ふく店長 | 2011年4月 4日 (月) 00時01分