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【企画】大津柴屋町お座敷遊び体験-初体験

 宴もたけなわ、今回の企画のメインでもあるお座敷体験の始まりです。
 
 体験はぶっつけ本番。でも実はFAXでこれとこれをお願いしますとリクエストしていました。

 もっともそのリクエストは、初回訪問時にお聞きした話を元にオーソドックスでかつ知名度もあるある遊びをチョイスしたものでした。

 はじめは戸惑いながらも、みんな楽しく遊ばせてもらいました。


 さてはじまりは、おまわりさん。

 真ん中に太鼓を置き、ばちを持った二人が、おぉまわりぃ~よいやさぁ!!の掛け声共にじゃんけん。

 勝った方は太鼓をたたき、負けた方はその場で一回転。

 そして再び掛け声と共にじゃんけんが行われ、負けた方が一回転。

 三回連続で勝ってやっと決着がつくというもの。

 これだけのなく、お座敷遊びのほとんどは三回勝って決着というタイプが多く、本来は負けた方が罰としてお酒を飲んだりするのでが今回はなし。

 今回は体験ということでそれはなし。

 さあ、順番に芸妓の姐さんと勝負!

 負け続きの参加者ww。
 
 宝塚ファンのT城姐さんは、バレリーナのように回転し、回転のたびに皆に笑いを与え、最後に登場のY本さんは真打として参加者代表としてきっちり勝ってくれました。

 
 続いてはお座敷芸として一二を争うほど有名な「こんぴらふねふね」。

 こちらは「おまわりよいさ」のように大きく体を使うものではないく、二人正座して行います。

 太鼓の代わりに台を据え、その上に小さな灰皿を置きました。

 こんぴらの音楽に合わせて、交互に手を灰皿の上においていく遊びです。

 ただしルールがあって、灰皿があるときはパーを、無い時はグーを出します。

 灰皿がない時というのは、実は手を出した時、灰皿を取って引っ込め、また手を出す時に灰皿を戻すのです。

 取ったりするそのタイミング、駆け引きが必要な遊びです。

 またまた順番に姐さんに挑んでいきます。

 単純な遊びですが、先ほども書いたように駆け引きが重要です。
 なおかつ段々テンポが早くなっていく唄がある意味プレッシャーとなり、思わぬ失敗としたりします。

 そんな中で負けてしまいましたが、京のN坂嬢は、上品渇優雅な手つきで一同を魅了し、おかあさんを感心させていました。

 
 最後のお遊びはトラトラトラ。いわゆる虎拳。

 仕切りを挟んで二人が行うジェスチャータイプのじゃんけん遊び。

 槍を構える型は和藤内、杖を付くのはおじいさん、四つんばになるのは虎。

 和藤内はおじいさんに負け、おじいさんは虎に負け、虎は和藤内に負けるというルール。

 唄と拍子にのって虎拳ははじまります。


 ♪千里もあるよな (手を伸ばして指折り数えます)

 ♪藪の中をごろうじませ (仕切りの前から手をめがねのようにして顔を見合わせます。)

 ♪金の鉢巻たすきに (鉢巻、たすきをつけるしぐさをします。) 

 ♪和藤内が捕らえたけだものは トラト~ラトラトラ トラト~ラトラトラ トラト~ラトラトラ ♪

  
 この間にどの姿で出るか考え、三回目のトラトラのフレーズで仕切りから姿を見せます。

 実際に行っている二人は、相手の格好が見えないので気配を感じとり、もろん駆け引きも必要です。

 でも他の人はその様子が丸見えなので見ている人たちも面白いわけですww。

 
 これで今回のお座敷遊びは一通り終わりです。

 一同初めて体験する遊びの楽しさ、余韻に浸りながら、再び酒を酌み交わしました。

 しばらくするとデザートの果物が出てきました。

 いよいよお座敷遊び体験も終了に近づいてきました・・・。


 次回へ最終章へ続く。

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