古本屋どりぃむめっせのぐだぐだ営業日誌

　とある組織のボス暗殺を依頼された私。

　拳銃を懐にターゲットの隠れ家に忍び込んだ
。
　幸いターゲットは、バスルームでシャワーを浴びていた。

　バスルームの扉が見える場所に私は身を潜めた。

　右手には洗面台があった。妙案を思いついた私はお湯側の蛇口をひねり、洗面器にお湯を張り出した。

　そう、ターゲットにそのお湯をかけて、ひるんだ隙に射殺しようというのだ。

　ガタッ！

　バスルームの扉が開き、ターゲットが出てきた。

　私が狙っているとも知らず、無防備に背中をさらしている。

　今だ！

　私はステンレスモデルのリボルバーを構え、トリガーを引いた。

　カチッ！

　ハンマーはチェンバーを虚しく叩いただけで弾は発射されなかった。

　もう一度、トリガーを引く！

　シリンダーが回り、またもやハンマーは虚しい音を立てるだけで弾は発射されなかった。

　しまった！おもちゃをつかまされた！

　私は身を翻し、急いでその場から逃げ出した。


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　なにやねん、この夢は。

　最近、ハードボイルド系の小説なんて読んでいないのに・・・。