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川守田英二著 中島靖侃編『日本の中のユダヤ』たま出版

川守田英二著 中島靖侃編『日本の中のユダヤ』たま出版 1990年初版

著者の川守田英二氏は1891年岩手県に生まれ、若くして渡米、。そしてキリスト教の牧師となった。

 その時のヘブライ語研究の過程で故郷で歌われていた民謡『ナギァド・ヤラャ』が、ヘブライ語で解読できることを発見。日本民族の源流はユダヤにあると言う結論に達し、以降言語学的なアプローチで日ユ同祖研究にのめり込んでいく・・・。

 その著者が贈る日ユ研究の書が、この『日本の中のユダヤ』です。ですが原著としてはこのタイトルの本は存在しません。編者の中島氏が、川守田氏の膨大な著書を編集したのが本書です。

 本書の構成は、前半に日本の民謡をヘブライ語で解釈し、その中に隠されているユダヤの痕跡を探っています。後半では聖書を独自に解釈し、神武天皇の謎に迫っています。

 後に日本エホバ神道を唱えた川守田氏のエッセンスが凝縮されたのが本書であると言えると思います。

 日ユ同祖論者で古代日本のピラミッドを唱えた酒井勝軍、キリスト日本死亡説を唱えた『光は東方より』の著者山根キク。その時代の日ユ同祖論に興味がある方は目を通して損はない一冊です。

 ただ人によって意見と読後の感想が、まっぷたつに分かれる本でもありますが・・・。

http://homepage2.nifty.com/dream_messe/

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