『第二次大戦・日本の陸海軍機』
C03-036 ワールドフォトプレス編『第二次大戦・日本の陸海軍機』光文社光文社文庫ミリタリーイラストレイテッド 昭和61年初版1刷
簡単に書籍の内容を説明すると第二次世界大戦で使用、または試作考案された日本陸軍海軍の軍用機を写真とイラストで紹介したものです。
日本軍戦闘機として世界的にも有名な海軍の零戦、その零戦に継いで多くが生産された陸軍の隼から日本の独壇場とも言える水上機たちの試作機段階で終わってしまった後部にプロペラを持った特異なフォルムの震電など多数が紹介されています。
これらの飛行機は戦闘の為の物です。多くの物を破壊し、また人を殺めました。飛行機に口があれば、戦闘のために生まれてきたから当然だと言うのか、血塗られていない空を飛びたかったと言うのか判りません。突き詰めれば戦争の善悪、兵器の意味を突き詰めていく問答なのかもしれません。しかし、目的状況はともかく、純粋に機能技術を追求していった技術者達がいろいろな問題に直面し、努力していったからこそ、当時最高の航空機が出来上がったのも事実だと思います。
普通に読めば、ただの戦闘機本や一兵器史になると思いますが、もう一つの技術史として読んでみるのも読み方としてありではないかと思います。
『ミリタリー その2 C03-036』
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