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『検証アニマルセラピー』

林良博『検証アニマルセラピー』講談社ブルーバックス 1999年

 昔風に言うとペット、今風だとコンパニオン・アニマルと呼称されているいわゆる愛玩動物。そのアニマルコンパニオンにおける人に対する癒しを検証したのが本書です。
 時折本書にもちょこっと載っていますが、自閉症の子供達の心を癒すためにイルカと触れ合うニュースが流れたり、癒しの効用を検証しようとする番組などでご存知の方もいるかと思います。
 たしかに動物たちには既成の人間関係からは導き出せない不思議な優しさが感じられます。上っ面だけの言葉でない、何かがあるのかもしれません。
 この本ではそんな動物たちの癒すの力、それを用いたセラピーの歴史、日本の現状を検証しています。
 私も幼少のとき、家には常に犬がいたため、寂しいときななどはいっしょに遊んでもらいました。今から考えるといやな顔をせず、付き合ってくれたと思います。
 動物を飼っている人もそうでない人も、動物たちの持っている癒しの力をこの期にもう一度考えてみませんか?

『ブルーバックス3 E11-141』

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