古本屋どりぃむめっせのぐだぐだ営業日誌

山本宏『トンデモノストラダムス本の世界』宝島社宝島社文庫 1999年第1刷

　オリジナルは1998年洋泉社から刊行された単行本です。今回、それを文庫化するにあたって改訂を行ったようです。

　タイトルと出版年から判るように、恐怖の大王が降りてくる、地球の滅亡だと囁かれ出していた時代、ノストラダム本に関する本です。

　これを読むとまあこんなにノストラダムスの予言についての本が出ていたものだと感心します。（これ以降も出版されていますがｗ）有名無名の作家に限らず、出せば売れるというジャンルだったんでしょうか。
　この本を読むとほとんどのノストラダムス本が原著を比較をあまりせず、自分勝手で都合の良い解釈を展開しているのがよくわかります。

　まさにトンデモノストラダムス本な訳ですが、私個人とすれば結構役に立つ本でもあります。一応このオンライン古本屋どりぃいむめっせはオカルトをメインとしています。オカルトというと必然的にノストラダムスの予言系の含まれるわけで、その際にこの『トンデモノストラダムス本の世界』が本の探求並び内容判断に大変重宝しています。

　でも本当のノストラダムスの予言の解釈ってどうなんでしょう？1999年がかなり過ぎた今、別の意味で気になります。

『オカルト文庫　A03-049』