『官能小説用語表現辞典』
永田守弘編『官能小説用語表現辞典』マガジンハウス 2002年1月
『試験に出る官能小説集中講座』を紹介してたのでこれも是非紹介したいと思います。
この本で紹介しているのは官能小説の書き方ではありません。ある女体の表現の仕方を種々様々な官能小説を抜粋紹介している辞典なのです。
読んでエロイというよりその表現の多さに圧倒されます。ただ単語一言で言い表す事も出来るものをこれでもかと言うぐらいの表現をもって表しています。ストレートに言葉を出すより、色々と表現し、いやらしさをさらに醸し出そうとする作家先生たちの挑戦状なのかも知れません。
こう書いてもこの本の凄さは伝わり難いと思いますので、一寸中身を抜粋引用したいと思います。
例えば女性器の章では、陰部を表現する単語文章も集めています。項目を見ると「赤い傷口」「合わせ貝」「お花畑」「パールピンクの器官」「ビーナスの丘」などその言葉とそれが登場する文章を引用しています。
これだけでもなんか凄いと思いません?それが陰毛、膣、尻、乳房など女性器編、、男性器では精液等、パーツ以外では声(というか擬音というか)なんかもこれでもかと記載されています。
私なんか面白がってこの本を購入しましたが、読んでみてエロイと感じるより本当に表現の凄まじさの圧倒されっぱなしでした。
エロイと自称する人、一度是非読んで見て下さい。
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