古本屋どりぃむめっせのぐだぐだ営業日誌

I01-060　CIDOプロ編『殺人のカタログ50　一瞬の殺意編』ジャパンミックス1995年第1刷

　一寸注意されたのに対して腹が立って相手を殴ったなどという事件は、今でも新聞やニュースでよく見ます。たまにそれがエスカレートして殺してしまったなんて事件も耳にします。この本に載っている事件の多くは、ほんの些細な出来事が一瞬の殺意を生み出し、そして本当に相手を死なせてしまった事件ばかりです。
　最近の若い子はキレるなどと言われますが、この本を読むとそれが間違いであると感じます。一瞬にキレてしまうのは若い子に限りません。70、80の年配の方もキレて相手を死なせています。それに特殊なケースはあまりありません。何処にでもある日常生活の中でふとした切っ掛けによって人は死んでいるのです。
　一瞬の殺意、本当に怖いです。

『事件2　I01-060』
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