古本屋どりぃむめっせのぐだぐだ営業日誌

日名子暁『パクリ業界の悪いヤツら』ＫＫベストセラーズ　ワニ文庫　1997年

　世間ではまだまだ振り込め詐欺事件が後を絶ちません。この本ではまだ振り込め詐欺の話は出ていませんが、それでも色々と詐欺の手口について書かれています。
　街金（今なら闇金かな？）、ボッタクリに始まり、パクリに結婚詐欺、洗脳商法、それに御約束のＭ資金。Ｍ資金なんかよく小説のネタに使われるけど、未だにこの話で騙される人が結構多く、時折新聞やテレビを賑わしますね。まあ、パラパラッと読むと共通する手口は、客の心理を巧みに利用し、時には優しく、時には強気に出て相手を自分のペースに持ってきて騙すと言うことでしょうか？
　ともあれ自己防衛の為にパクリの手口を知っておいて損はないと思うのですが如何でしょう？

『事件2　I03-007』

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