『格闘技「奥義」の科学』
吉福康郎『格闘技「奥義」の科学』講談社ブルーバックス 1995年
格闘マンガマニア、中国拳法マニアの人なら絶対耳にしたことがある言葉「寸勁」。ようは短距離からの打撃技なんですが、この衝撃度、本当はどれくらいのものか非常に気になりますよね。それを実際に測定したのが著者の吉福康郎であり、この本でもあります。
以前、松田隆智氏の著書で衝撃を測定したことがあるという記述を眼にし、それ以来非常に気になっていました。その結果が記載されているのもこの本です。
本書には打撃の衝撃度は、中国拳法の寸勁だけでなく、キックボクシングの蹴りや空手の打撃もパワー&スピードを測定し、投げや受けについてもにも力学的な考察を加えています。格闘技本ですが、大多数の本と違って今読んでも非常に新鮮です。
「理論に従い合理的に相手を倒す」理倒流の使い手(理論倒れ流とも言われるそうですが・・・笑)を標榜する吉福氏。この他にも同様のテーマで吉福康郎『最強格闘技の科学』福昌堂という本も出されています。この本を読んで貴方も理倒流の使い手を目指してみませんか?
『格闘技 D02-007』
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